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片田舎のおっさん、剣聖になる
片田舎のおっさん、剣聖になる
オススメ度

片田舎のおっさん、剣聖になる

  • ストーリー
  • 読みやすさ
  • キャラの魅力
総合 3.8

「ベリル先生を騎士団付きの特別指南役として推薦しました」。片田舎の村で細々と剣術道場を営む男、ベリル・ガーデナント。そこへ若き王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れ騎士団付きの特別指南役として王都へ行く事に。大成した弟子達と再会し、盛り立てられるベリルの運命は? おっさん成り上がりファンタジーの決定版、コミカライズ! 

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『片田舎のおっさん、剣聖になる 〜ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない剣〜』の主人公はベリル・ガーデナントという、自らを「しがないおっさん」と自嘲する中年の剣術師範です。彼は片田舎で剣術道場を営んでいましたが、彼の長年培った剣術の腕前は、実は非常に高く、都では「片田舎の剣聖」と評されています​​​​。

この物語は、ベリルのかつての弟子が、彼を騎士団の特別指南役に推薦することから始まります。彼の弟子たちもそれぞれ大成しており、騎士団長や冒険者ギルドの最高ランクなど、様々な分野で活躍しています。彼らはベリルを深く尊敬しており、彼の剣術や人柄に憧れを抱いています​​​​。

このマンガは、片田舎という少し田舎臭さを感じるタイトルですが、高いクオリティのアクションシーンで描かれています。物語の中で、ベリルは自分自身の謙遜にもかかわらず、弟子たちや周囲の人々に影響を与え、尊敬されていく様子が描かれています。また、ベリルの弟子たちとの関係や彼らの成長も重要な部分を占めており、キャラクターたちの背景や成長が丁寧に描かれている点も魅力的です​​。

おっさんの成り上がり(といっても覚のない最強クラス)を描いたファンタジーとして、多くのファンがいます。

『片田舎のおっさん、剣聖になる』は、佐賀崎しげるによる原作と、鍋島テツヒロがイラストを担当した作品で、2024年1月6日現在で既刊7巻が発売されています​​。この作品は、もともとウェブ上で公開されていた小説が原作で、その後、秋田書店の電子雑誌『どこでもヤングチャンピオン』で乍藤和樹による漫画化が行われました​​​​。

漫画版では、小説では想像する部分を具体的な画で楽しむことができ、特に速さや間合いなどの描き分けが魅力的に表現されています​​。

片田舎のおっさん、剣聖になる
〜ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない剣〜
〜の魅力

ストーリーの魅力

おっさん家を追い出される

始めのうちは主人公ベリルがどれほどの実力を秘めているのかを焦点に物語が展開します。普段の人柄のいい性格とは裏腹に、戦闘になった時の集中力との差がギャップを生んで良い物語のアクセントになっています。物語の序盤から強者とのバトルが描かれるため退屈になりがちな物語が進行していない1巻からもベリルの強さを体験できるようになっています。

40を過ぎて周りに流され、道場の師範を外されて家を追い出されと始めこそ情けない流れですが、剣術のみの圧倒的な強さで大きな事件へ巻き込まれていきます。

キャラクターの魅力

クセの強い強者ぞろい

ベリルは、45歳の剣術師範でありながら、その人柄と腕前から多くの弟子たちに尊敬されています。彼の謙虚さと実力のギャップが魅力的です。また、物語にはベリルを尊敬し続ける多くの弟子たちが登場し、彼らもまた魅力的なキャラクターです。彼らの中には、レベリス王国の騎士団長や、冒険者ギルドのブラックランク冒険者、魔法師団の若きエースなど、さまざまな分野で活躍する人物がいます​​。そういったかつての弟子達との出会いも楽しみの一つです。

絵の魅力

特徴の異なるバトルの描きわけ

乍藤和樹による漫画版は、原作の素晴らしいストーリーをさらに引き立てる作画で描かれています。特に戦闘シーンでは、ベリルの剣術の迫力と臨場感が表現されています。数々の強者が登場しますが、ベリルの戦いの描き方はしんと静まり返るような描き方になっており、他のキャラクターとの強さの差別化が気持ちの良い表現になっています。

それぞれ登場キャラクターのバトルスタイルが異なりますが、魅せ方が差別化され臨場感のあるバトル表現がなされています。

普通の剣術師範である主人公ベリルが、実は非常に強い能力を持ちながらも自己評価が低く、謙虚な性格をしていることが特徴です。彼がその実力を徐々に認められ、周囲からの評価を高めていくストーリーが展開されます。

彼の謙虚さや弟子たちへの思いやりに感動する方も多いようです。また、物語中で見せる弟子たちの師への尊敬や愛情も魅力の一つとされています。特に、ベリルの弟子であるアリューシアやスレナなどのキャラクターは、彼に対する深い尊敬と愛情を抱いている様子が描かれており、彼女たちの成長も物語の見どころの一つです​​​​​​。

このマンガの最大の魅力はなんといっても迫力のあるバトルです。序盤からその道の最強クラスとなるキャラクター同士でバトルが始まるため、地味になりがちな1巻から高レベルなバトルを読むことができます。

ストーリー展開としては尖った部分は少なく、このマンガが「おっさんが成り上がる系ファンタジー」としての典型的な展開を持つことから、他の同様の作品と比較して物足りなさを感じる読者もいるようです。そのため、一部の読者には物語のオリジナリティや新鮮さに欠けるとの意見もあります​​。

しかしそれを払拭するほどの高いクオリティのアクションを楽しめます。

こんな人にオススメ

爽快バトル

剣術

最強同士のバトル

冴えないおっさん

冒険者

『片田舎のおっさん、剣聖になる』は、ファンタジー好きや中年主人公の成り上がりストーリーに興味がある方に特におすすめです。また、戦闘シーンやキャラクター間の人間関係に重点を置いた物語が好きな方にも魅力的な作品です。自己評価が低いが実力を持つ主人公に共感を覚える中高年層の読者にも人気です。

  • 『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』
    普通の一般人が強力な人物へと成長していく物語​​。
  • 『転生したらスライムだった件』
    最弱のスライムから最強へと成り上がるファンタジー​​。
  • 『Re:Monster』
    最弱のゴブリンに転生した主人公が、喰らうことで進化し、最強を目指す物語​​。

上記のマンガが好きな方にはオススメできます。

現実的なストーリー展開や深い心理描写を好む方にはあまり合わないかもしれません。また、青春や学園ものなど軽いテーマのマンガを好む読者には向かない可能性があります。成り上がり要素やファンタジー世界に魅力を感じない方には、別のジャンルの作品が合うでしょう。

口コミ

原作の小説を手に取り、惹かれて全巻を一気に読み終えた。普段はライトノベルを好んでいるが、この作品は異世界設定でありながら主人公は転生しておらず、魔法が使えない凡人である。ただし、剣の腕前は超一流であり、実直で朴訥な性格が魅力的だ。彼の周りで起こる出来事やトラブルは、彼の実直さによって見事に解決される。コミック版は微妙に展開が異なり、戦闘シーンでは主人公が鬼神のようになる姿が描かれる。そのため、漫画版の方が好みだが、どちらも素晴らしい。将来的にはアニメ化される可能性が高いと個人的に感じる。


物語の冒頭から、主人公の先生であるアリューシアに生徒たちが慕っている様子が納得できる。読者もすぐにアリューシアのファンになる笑。物語の説明や状況が簡潔で読みやすく描かれており、特に見開きの使い方や戦闘シーンの緊迫感と迫力が伝わる演出は素晴らしいと感じました。漫画家の技量が光るところですね。続巻も楽しみですし、アニメ化も期待したいですね!


この作品は普通に面白く、何度も読み返しています。内容だけでなく、作画も良くて見やすいです。鈴木央先生の系譜を感じさせる作品で、ライジングインパクトや七つの大罪の影響を受けている可能性があります。おすすめです。


コミック版は非常に高いクオリティーであり、原作と比較して戦闘シーンが派手に描かれ、ヒロインたちの表情や動きがより魅力的に表現されています。話のテンポも良く、原作の良い部分や重要な箇所がしっかりと描かれています。

ただ、一点だけ違和感があります。それは主人公の描かれ方です。戦闘シーンが派手になったことやセリフの言い回しなどの影響で、主人公が無自覚に強く描かれている印象を受けます。原作でも強さはあったものの、コミック版ではそれが顕著になっています。主人公の努力があまり表現されていない点が少し残念ですが、全体としてこの作品は非常に面白いという総評に変わりはありません。

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