『冒険家になろう! 〜スキルボードでダンジョン攻略〜』は、現代日本を舞台にしたファンタジー漫画です。主人公の空星晴輝は、存在感が薄く誰からも目立たない普通の青年ですが、冒険家としての道を歩むことに決めます。ある日、彼の自宅の地下に突如としてダンジョンが出現し、そこで「スキルボード」というアイテムを見つけます。このスキルボードを使用して、様々なスキルを成長させることができるようになるのです。
この物語は、非異世界ファンタジーとして描かれています。つまり、異世界に行くのではなく、現代日本という現実世界が舞台である点が特徴です。ジャンルとしては、ファンタジー、ギャグ、ツンデレ、美少女、ダンジョン、成り上がり、チート、バトルなどが含まれており、多彩な要素を持つ作品と言えるでしょう。
このマンガの魅力の一つは、主人公がダンジョンを攻略しながら成長していく様子が描かれている点です。普段は地味で目立たない主人公が、冒険家としての道を進む中で、次第にその能力を開花させていくプロセスが、読者に勇気と希望を与えます。
以上の点から、『冒険家になろう! 〜スキルボードでダンジョン攻略〜』は、日常から抜け出して非日常的な冒険を体験したい方や、ファンタジー世界での成長物語が好きな方に特にオススメの作品です。
冒険家になろう!
〜スキルボードでダンジョン攻略〜
の魅力
ストーリーの魅力
存在感0の男が頑張るほど空気に!
ざっくり言うと異世界が侵入してきた現実世界で冒険者になった青年がチート能力を偶然手に入れて、冒険者として活躍していく話です。明るいのりですが世界はダンジョンに飲み込まれ、ダンジョンスタンピードにより人類は壊滅的な状況に陥っています。
根本的な強さの要因は主人公自体の性格が大きく影響しているのがわかります。その場で気絶するまで戦うメンタルや、ダンジョン産の食べ物、モンスターを食料とするなど主人公の逞しさが面白さを引き出しています。
ストーリーはこの危機的状況である世界を救わんとする冒険者達と、どんどん評価を増していく主人公が並行して進みます。そして強くなればなるほど空気になるという主人公の特殊体質(途中からスキルになってしまう)もストーリー上で大事なポイントになっています。
キャラクターの魅力
なろう系がメジャーな世界で普通の人が頑張る
- 強くなるほどに空気になる主人公
- 始めは弱いが、強力な魔法を使えるようにるにつれて頼りが増すヒロイン
- ジャガイモを射出するメインヒロインの花モンスター
- 硬くて可愛いイモムシ
登場するキャラクター全員の特徴が尖っており、それぞれが得意分野で活躍するので主要キャラクター全員が魅力的です。無限にアイテムを複製できるツボからジャガイモを取り出して射出する花モンスターのレアが個人的にお気に入りで、ダンジョン探索でとても活躍します。
絵の魅力
コミカルなテイストで主人公の異常さを表現!
ぱっと見の絵柄は可愛い系なのでバトル物として期待値が低いかもしれませんが、危機的状況の表現力や魅せかたが非常に上手く、日常のゆるいギャグパートとのメリハリがあります。また、主人公の空気感の表現を、ただ存在感がないという設定だけでなく存在感が無いことの異常さも表現されているので主人公の危なさが一層引き立っています。
主人公は存在感があまりなく、空気になりやすいキャラクターという設定です。能力も決して高いわけではなく、うだつの上がらない1冒険者という立ち位置でしたが、運良く自宅へダンジョンの出現と能力値を上げられるスキルボードという特殊スキルを得ます。その世界で言えばチートとも言える能力ではありますが、突然強くなるわけでもなく物語の冒頭はひたすら地味にレベル上げを繰り返す様子が描かれます。
現実世界にゲームファンタジー要素が突然転移してくるという世界設定になっており、世界はわりと悲惨な状況であります。舞台は北海道で、少ない資源を利用しながら生活しているシーンもあり、逆輸入要素が好きな人は楽しめると思います。
実際のところ、始めは非常に地味なストーリー展開です。しかし、主人公の存在感が少ないというコンプレックスから冒険者として奮闘していくさまは、少しずつ努力で強くなっていくマンガが好きな人と相性が良いでしょう。そして、強くなる度に存在感が減り、主人公の狂気じみた一面が表に出てきます。頑張るほどに見えなくなるレベルに存在感が無くなる流れがギャグっぽくもあり、バトルにおいてはめちゃくちゃ有利でもあるため上手くマンガの楽しさに貢献していると思います。
後はじゃがいもを射出する花のモンスター レアの活躍や、その世界では非常に稀な能力である魔法を使える人間パートナーの火蓮の成長も必見です。登場キャラクターそれぞれに変わった個性があるので読んでいて飽きにくくなっています。
こんな人にオススメ
存在感0
2ch
なろう
北海道
ダンジョン
危機的状況
現実世界に異世界が、なろう系の要素が多い、地道に強くなりながらダンジョン攻略を進めるなどの要素が好きな方にはオススメです。相棒にモンスターをテイムしていくため、ペット枠の存在が好きな人も楽しめるでしょう。主人公もラッキーでレアな魔導具を入手したとは言え、デタラメに強いわけではありません。主人公の正確に起因して狂人的なバトルになりがちです。そのため、努力やバトルジャンキー的な要素も楽しめます。
また、ハーレム系の要素も無く、冒険メインに話が進むマンガが好きなら是非読みましょう。
- 『ダンジョン飯』
ダンジョン探索をテーマにしたファンタジー作品。料理と冒険が組み合わさったユニークな設定が特徴です。 - 『ソードアート・オンライン』
異世界と現実世界が交錯するバーチャルリアリティRPGの物語。ゲームの世界での冒険と成長を描いています。 - 『モンスターがあふれる世界になったので、好きに生きたいと思います』
同じく現実世界にファンタジー世界が転移してくる作品になっています。主要メンバーに動物関係が多く、愛らしいパートナーが活躍します。
オススメしない
某掲示板風の表現があったり、いわゆるなろう系でよくあるシステムなどがふんだんに使われているため、なろう系があまり好きでない方には向かないかもしれません。世界のメインツール自体がなろうになっちゃってます。
また、圧倒的な戦闘力で勝つパターンは無いので爽快さを求める人には向きません。
口コミ
とりあえず主人公はいかれています(褒め言葉)。
なろう系のお約束満載だけど冒険感がある
読ませる。飽きさせない。キャラが立ってる。北海道の素朴さがいい
何度も読みたくなる作品は非常に少ない
更に続きが気になったので、原作のWEB小説を読み始めました。
小説を読んで思いましたが、マンガ版は小説の魅力を上手く引き出せてます。
恐らくは尺の都合で省略されてる箇所もありましたが、
作品の魅力を伝えるために必要な箇所が上手くまとめられてました。
原作小説と、マンガ版、どちらも応援してます。続きが楽しみです。
・絵が綺麗なのでかなり読みやすい。
・女の子が可愛い。
・主人公の男の子もなかなか可愛い。
・主人公とヒロイン(?)の性格が悪くないのも個人的にはポイント高い。
最初からチート過ぎる能力で無双する話ではないので、次にどう成長するのか楽しみです。
カラー絵(表紙)より中の絵のほうが上手い気がします。
表紙で損してる。表紙をみてあまり読む気がしなかったのですが、読んでみたら面白かった。