3大キャリアの一つNTTドコモが運営する電子書籍サービスです。ひかりTVブックは「ひかりTV」のコンテンツの一つで、実際にはひかりTVショッピングの中にある電子書籍コーナーにあたります。
ひかりTV自体は動画配信サービスになっており、専用のチューナーが必要ですが多彩なチャンネルを視聴することができます。また、展開するサービスもショッピング以外に「ミュージック」「ゲーム」などがあります。「ひかりTV」という名前がまぎらわしいですが、NTTドコモが個別に展開するネットサービスに「ひかりTV」 と付けられています。
そのため共通のアカウントが紐付けられているものと、そうでないものが混在しています。NTTドコモが展開するネット回線もサービスに絡んでいますのでプロバイダのplalaとの連携もからんできます。
NTTドコモの色々なサービスをdアカウントに集約できるのでポイント運用でお得なことが多いのですが、この記事を書いている現状ではdポイントの使用は準備中でポイント還元だけされている状態です。
3大キャリアの一つNTTドコモが運営しているので継続の心配なありませんが、今は整備中でごちゃついているイメージのあるサービスです。電子書籍を購入するだけなら特に問題点はありませんが、多数に渡るサービスとの連携が面倒だったりスムーズに行かなかったりします。
利用するためには特定アカウントが必要
ひかりTVブックは「ひかりTV」の一つのサービスのため、独立した専用のアカウントを作ることができないようです。そのため新規会員でメールアドレスとパスワードを設定して新規登録する通常の流れができません。
dアカウント | ひかりTV WebID |
---|---|
NTTのアカウント | ひかりTV契約者用のWebアカウント |
dアカウント、もしくはひかりTV WebIDが必要になります。ひかりTV WebIDに関しては「ひかりTV」と契約する必要があるので、非契約者はログインできません。
dアカウントはフリーメールでも作ることができるNTTのアカウントになります。dアカウントはそもそもDOCOMO系の携帯で利用されるアカウントになりますので、DOCOMOを利用している方はdアカウントをそのまま利用してログインできます。
dアカウント/ひかりTV WebIDのどちらのアカウントも持っていない人はdアカウントを作成することでひかりTVブックを利用できます。
ひかりTVとは?
月額制の動画配信サービスです。1650円から楽しめますが、専用のひかりTV対応チューナーが必要になります。
ひかりTVブックの評価
「ドコモ携帯を利用」「ネット回線のplalaを利用」「ひかりTVへ加入」している人向けです。ドコモ携帯を利用していない場合はdポイントの入手量が少ないので、ポイントを利用してお得に電子書籍を買うことは難しいでしょう。
しかしドコモ携帯を持っていてplalaを利用していたとしても、それぞれのサービスがバラバラに分かれすぎているためひかりTVブックを真にお得に利用したい場合は相当複雑で時間が必要になります。
複数のIDパスをメモりながら加入しているサービスをエクセルでまとめるなどすれば何とかポイント運用が可能になるレベルです。
おそらく、ドコモユーザー以外の方は会員登録が面倒で離脱するようなサービスになっています。
日本ITでよくある個別に手広くサービス展開した状態になって収拾がつかない状態になっています。今は一つに統合するための工事中の状態のように感じます。
同じNTTドコモが運営する電子書籍サービスに「dブック」がありますが、ひかりTVブックはdブックの劣化版です。dブックのほうが携帯側でひかりTVブックはプロバイダー側のサービスです。dブックの方が断然お得で使いやすいのが残念です。
良い点
- dポイントが貯まって使える(準備中)
- ブックミュージックポイントが使える(終了)
- ぷららポイントが使える(終了)
- 毎週、金・土・日曜日はBLマンガ・小説のポイント還元率30%になる
悪い点
- ひかりTVブック専用にアカウントを作れない
- 無料本はダウンロードできるのとできないのがある
- 書籍を読むためには専用アプリが必須
- 専用アプリから書籍の購入ができない
取り扱い書籍
マンガがメインに表示されますが様々なジャンルの書籍があります。
大枠カテゴリー
男性マンガ | 女性マンガ | BL | ラノベ |
小説・文芸 | ビジネス・実用 等 | 雑誌読み放題 |
はじめはセーフティ機能がオンになっているので上部メニューにあるシークレットモードをオフにすることでアダルト系の書籍が表示されるようになります。アダルトコンテンツは各大枠のカテゴリーの中に表示されるようになります。
支払い通貨とボーナス
支払い クレジット dポイント(準備中) ブックミュージックポイント ぷららポイント R Pay ペイディ LINE Pay PayPay メルペイ ドコモ払い auかんたん決済 ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い | ボーナス dポイント |
ひかりTVブックの支払いは現金払いがメインになります。クレジットカードはもちろん、NTTドコモ関連のポイントであるdポイント/ブックミュージックポイント/ぷららポイントが利用できます。しかし、現状はdポイントでの支払いは準備中です。
各Payでの支払いやキャリア決済も可能ですので支払い方法は多種に渡ります。
dポイントの入手
購入金額の1%がdポイントとして還元されます。毎週、金・土・日曜日はBLマンガ・小説のポイント還元率30%になります。
※BLマンガ・小説のポイントアップはエントリーが必要です。エントリーページはこちら
その他のポイント
「ブックミュージックポイント」「ぷららポイント」の2種類がこれまで配布されていましたが2022年7月に配布終了となりました。すでにもらっている分は使えますが今後はもらえません。dポイントにまとめられたようです。
アプリ版について
会員登録しないと利用できません。会員登録にはdアカウント、もしくはひかりTVのWebIDが必要になります。
完全に読む専用のアプリになるため本棚しか機能がありません。電子書籍の購入がない場合はインストールしても意味のないアプリになります。無料本をブラウザで購入すれば読めますが、無料本の半数はダウンロードできません。ダウンロードできない無料本はブラウザで読むしかありません。
dアカウントでログインする場合は少し手間が必要です
①アプリを利用する端末のブラウザでひかりTVブックへログイン
②左メニューのマイページを開く
③マイページの下の方にある「ブックアプリへのログインはこちら」をタップする
※アプリのダウンロードはページ上部にリンクを設置しています。
サブスクリプションについて
雑誌読み放題
月額495円で雑誌が読み放題になります。ただしひかりTVブック内には無いためアプリも専用の「タブホ(タブレット使い放題)」を利用しないといけません。同時利用端末も別になっており3台までとなっています。
掲載されている雑誌はバックナンバーもあるため、過去にさかのぼって読むことが可能です。そのため読める雑誌は4000冊以上に登ります。
雑誌読み放題を始める方法
雑誌読み放題の書籍が一覧で見れる専用のページがありますが、そこからは加入できません。雑誌読み放題を始めたい方はマイページから加入できます。
マイページの下の方に「雑誌読み放題サービスに申し込む」というリンクがあるのでそちらをクリックします。
支払いはクレジットカード、もしくはauかんたん決済/ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いが利用できます。
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