Amazon Kindleは大手通販サイトAmazonの電子書籍サービスになります。もともと本屋さんということもあり電子書籍の取り扱いも業界最速で開始されました。数ある電子書籍サービスの中でもっとも古く、そしてもっともユーザー数の多いサービスになっています。
ネットショッピングでAmazonを利用されている方でプライム会員に加入している人はKindleを使わない理由はありません。KindleにはUnlimitedという月額サービスがあるのですが、プライム会員であれば自動的にUnlimited指定の本のほぼ同じものを無料で読むことができます。
AmazonはKindle PaperwhiteやFireタブレットなどAmazonに特化した専用のデバイスの販売もされておりかなり使い勝手が良いです。電子書籍で心配な「サービス自体が終了する」という懸念もありません。
マンガの最新刊の発売予定を見るだけでも便利なサービスになっています。
3種類の無料本でお得に読める
サブスクリプションに加入していなくてもアカウントを持っているだけで無料本を読むことができます。大きく分けて3つの無料本があります。
区分 | 概要 |
---|---|
0円 | 0円として販売されている電子書籍。購入するとずっと読める |
期間限定無料本 | 1ヶ月など期間が決まった間だけ読める電子書籍。期間がすぎると読めなくなる |
インディーズ | マンガだけのカテゴリーになるが、個人が0円で出版している特設コンテンツ。購入するとずっと読める |
0円として売られている電子書籍が多くあります。その殆どが1〜2巻だけだったりしますが、数が多いので多くの作品を楽しむことができます。人気作品もあったりするので定期的にチェックしましょう。
期間限定無料本はその名の通り期間限定の電子書籍になります。中には20巻以上読める作品もあったりします。よくジャンプの長寿連載作品を見かけます。
インディーズは個人が出版されているマンガ専用のコンテンツです。ツイッターなどでウェブ漫画として公開してバズったらKindleのインディーズで公開するなど一連の流れがあり、インディーズとはいえ馬鹿にできない作品が多くあります。
Amazon Kindleの評価
サービスが突然終了するリスクはかなり低く安心して利用できます。頻繁に半額以上の割引キャンペーンがありますが最新刊は適用外だったりするので、新作マンガを追いかけている場合にはメリットが少ないです。
ポイント還元は基本1%です。専用のクレジットカードを利用すれば2%還元になります。キャンペーン等でポイントを多く取得する機会がありますが、Amazonの仕様で決済するたびに自動的にポイントを消費されるため「ポイントを貯めて好きなものを買う」という使い方ができないのが少し残念です。
ポイントに対する満足感は低めになりますが、実際はお得に買物できています。
良い点
- ネットショッピングでAmazonを使っていれば利点が多い
- あらゆる本が手に入る
- 紙の本も購入できる
- 個人出版の本を読める
- 6端末まで同時に利用できるので家族全員で共有することが可能
- 海外の電子書籍を買うことができる(ただし海外のアカウントを取得して切り替える必要がある)
- 定期的に大きなキャンペーンが開催されるので安価に本を入手できる
- 0円の電子書籍は購入状態になるためずっと読める
- アプリの使い勝手は悪くない
悪い点
- マンガ特化のサービスに比べると割高
- 複数アカウントの合体ができない
- iOS版のアプリからは購入ができない
- インディーズマンガなど無料のものもカートに入れることができないので読めない
※ブラウザなどから入手すれば読める - ポイントが自動的に消費される
※Amazonギフトカードでチャージしたポイントも同様 - アプリが重い。使用しているデバイスによっては不安定なことがある
取り扱い書籍
あらゆるジャンルの紙の本と電子書籍が売られています。Amazonはネットショッピングとして世界的に有名なので、出版社も優先してAmazonで販売されています。最近は出版社が専用アプリを運営して独自に販売する流れがありますが、それでもAmazonが優遇されていることはかわりません。
紙の本の場合は古本も取り扱われているので、欲しい本がある場合はまずAmazonを見ればほとんど見つかるでしょう。海外の本ももちろん購入できますが、アカウントが別になっているので海外版のアカウントを取得して購入する手間がかかります。しかしアカウントを切り替えるだけで世界中の本を入手できるメリットは計り知れないです。
アダルトはもちろん、個人で本を出展できるので品揃えが膨大
Amazonはアダルト系も取り扱っているため、あらゆるアダルト本を入手可能です。
また、Amazonは個人出展が簡単にできるようになっています。紙の本や電子書籍も同じようにAmazonで簡単に販売できます。最近はKindleに「インディーズ」というマンガカテゴリーが作られ作品が公開されプッシュされているコンテンツのひとつです。インディーズマンガで紹介されている作品は全て無料で読むことが可能で、公開している作者は読まれた分だけ報酬をもらえる事になっています。
支払い通貨とボーナス
支払い ポイント クレジット | ボーナス ポイント |
通販に関しては代引きなど多様な支払い方法がありますが、Kindleに関してはクレジット払いかポイント支払いの2択になります。携帯アプリを利用していてもこの支払い方法に変化はありません。コンビニでも売っているAmazonギフトカードでポイントをチャージして購入することが可能です。
ポイントはAmazon全体で共通利用できるので家電などを購入した際に還元されるポイントで電子書籍を購入することができます。
Kindle内ではカートという概念はなく、1冊づつ直接購入する使用になっています。また購入のさいに、ポイントを持っている場合は自動的に消費されます。
ボーナスポイント還元
1%のポイントが還元されます。Amazon専用のクレジットカードを利用した場合は2%還元になります。
アプリ版について
iOSとAndroidの両方にアプリがあります。また、WindowsやMACでもそれぞれ専用のアプリが配布されています。
iOSアプリ版では電子書籍を購入できない
残念ながらiOS版はアプリで漫画を購入できない仕様になっています。Android版はアプリから購入できますが、支払いはAmazonに登録しているクレジットカードで決済されるためキャリア決済やgoogle playを介しての支払いはできません。
Amazonが発売している専用のデバイスがありますが、そちらは問題なく購入できます。
サブスクリプションについて
『Kindle Unlimited』という月額制の読み放題サービスがあります。料金は月980円でKindle Unlimitedに指定された雑誌や小説・マンガなど全ての電子書籍が無料で読み放題になります。
月額を払っているとはいえマンガタイトル全巻読めるということはあまりありません。タイトルにもよりますが最終巻だけ有料だったり、はじめの3巻くらいまでが読み放題だったりとバラバラです。
マンガだけで考えると割高ですが、小説や雑誌など全ての媒体が読み放題となっているので、それを考えるとお得になっています。特に鮮度が関係ない情報系の本や、人気小説など重宝します。
プライム会員の方は近しいサービスを受けられる
プライム会員の方は『Kindle Unlimited』に指定されている本の数割を読むことができる『Prime Reading』があります。もちろんKindle Unlimitedを別途契約することも可能です。プライム会員なのに利用していない方はもったいないので是非利用しましょう。
補足情報
ブラウザで漫画を読む場合
https://read.amazon.co.jp/kindle-libraryに本棚があります。
複数アカウントについて
タブレットやスマホなどで複数アカウントを切り替えることができますが、購入した漫画を一つのアカウントにまとめることはできません。アカウントを切り替えれば読むことが可能ですが、その場合はDLされた本などは一旦消されます。
複数端末で使いたい場合は最大6台まで
端末からKindleへログインすると自動的に端末が登録されます。最大6台まで登録が可能になっており、Amazonアカウントページから管理できます。使用しない端末を削除したい場合はアカウントページ、もしくは利用している端末のアプリから実行できます。
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